「ピディオキシジル」の効果について

フィンジアに配合されている成分「ピディオキシジル」の効果について

比較的新しい育毛剤の部類にあたるフィンジアには、これまでの育毛力の高さで注目を浴びていた成分をも上回る育毛効果が期待できる成分ピディオキシジルが配合されています。この優れた成分の効果はいったいどのようなものなのでしょうか。

これまで育毛成分が高いことで知られてきたミノキシジルとほとんど同じ効き目を持っているにも関わらず、副作用がないというピディオキシジルは、正式名称をピロリジニルジアミノピリミジンオキシドといい、育毛を目的に開発された成分となっています。毛髪用の成分として登場する前には、まつ毛の美容液として使われていた成分で、その効き目の高さが非常に評判となりました。この成分が配合されているフィンジアは、この成分を2パーセントも配合し、2015年6月に販売が開始されました。ピディオキシジルとミノキシジルの違いとしては、まずひとつめに浸透力の違いがあげられますが、ミノキシジルを浸透力がさらに高くなるようにと改良を重ね開発され、育毛に必要な有効成分が頭皮の奥へと浸透し、より高い育毛効果を発揮できるようになったのです。さらにこれまでの成分では頭皮のかゆみやかぶれ、炎症などの肌トラブルに悩まされるなど報告も多数あり、また、頭皮から体内に浸透していく過程で、心臓や血圧に大きな影響を与える副作用の心配もあり、安全性について問題となっていました。しかし今回、副作用の原因をすべて取り除くことで、安心して使用できる成分が開発され、育毛剤に配合されるようになったのです。ピディオキシジルは毛髪用として使用される前はまつ毛美容液として使用されてきたことからもわかるように、目元の皮膚は体中のどこの皮膚よりも薄くデリケートであり、またまつげに使用することで目に入る危険もあったため、非常に安全性が高い成分であることがわかります。しかしこの新成分は、2015年に発売が開始されたまだ新しい成分であるため、長年にわたって薄毛に悩む人たちが愛用してきた商品に比べると使用例が少なく、副作用がまったくないとはいいきれないのが現状といえます。ピディオキシジルの具体的な効果としては、血管を拡張させる作用による薄毛の改善、毛母細胞の活発化による発毛促進、成長因子を活発化させることによる毛母細胞の復活の3点があげられます。この成分には血管を拡張する働きがあり、血管が拡張されることによって血流がよくなり、髪の毛が育ちやすい健康な頭皮環境を目指すことができます、また血流がよくなることで、頭皮にまで栄養が行きわたるようになり、これらの作用が育毛を促すことで薄毛を改善させることにつながるのです。また直接毛母細胞に作用する仕組みによって細胞分裂を活性化させ、髪の毛が太く健康に育つことにもつながり、ヘアサイクルを正常な状態に導くため、髪の毛の成長をも早めることになるでしょう。

そしてピディオキシジルは他の成分と一緒にすることにより、さらなる効き目を実感することが期待できるのですが、一番相性がよいとされている成分がキャピシキルという成分で、男性型脱毛症であるAGAに効き目を発揮します。フィンジアにはキャピシキルも5パーセントと高配合であり、さらにはカプサイシンも豊富に配合されているため、浸透力がさらに高くなっているといえるでしょう。このように様々な成分を配合しているフィンジアですが、ヘアサイクルを整えてから細胞の活性化が始まるために、効き目を実感できるまでには少なくとも3から6ヶ月の期間が必要になります。育毛剤を使用してのセルフケアには継続してじっくりと取り組むことが重要です。この成分であれば、健康状態によって薄毛治療ができなかった血圧や心臓、肝臓に異常のある人、敏感肌やアレルギーがある人なども安心して使用することができるので、育毛治療を行ってみるとよいでしょう。

標準